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2015年11月29日

石神井川文化圏 その2

平成17年9月半ばのこと。
数日間続いた豪雨で中野区では石神井川
や妙正寺川が氾濫した。
杉並に住む川マニアの知人の話しではその雨
でヘドロが押し流されて、川底が結構奇麗に
なったと言う。


石神井川もどぶ川と言われていた一頃から
比べれば川底も水質も随分よくなった。
上下水道の普及で 流れ込む生活排水が
少なくなったことが原因と言われている。
都の調べでも様々な魚が生息できるところま
で水は質回復しているという。



確かに西武柳沢駅の南のガスタンク前では
以前アブラハヤと思われる小魚が群れていた
のを目視したことがある。体調12cm前後の
アメリカザリガニも見たことがある。ときどきです
が小鷺と思われる白く美しい水鳥も飛来….。
これは練馬区関町の富士見池南側付近の
流れならよく見られるようだ。




東京都練馬区関町北3丁目にある富士見
池といえばカワセミが生息し、付近の高齢者
年金生活者をにわかカメラマンにさせており、
カメラ屋さんを喜ばせているんだそうです。

このコサギは東久留米市の黒目川や落合
川から来るのかもしれない。田無駅南口の
文化大橋の川底には湧水のポイントがあり
ここを選んで来るようにも見える。
長いくちばしで餌を探している光景はスタイリ
ッシュで、なんとも微笑ましい。

平成16年9月12日の夕方にはやはり文化
大橋の下でラクビーボールにそっくりの水鳥を
発見しました。その鳥は実に真面目そうに川
底を眺めていました。たまたまデジカメを持っ
散歩していたときでしたので、何枚かカシャカ
シャ。その写真をインターネット上のブログに
アップしておいて「この鳥の種類を教えて下さ
い」とネット上の鳥に詳しい人々の掲示板で
教えを乞うたら、物凄い数の鳥マニアの皆さ
んから「それはゴイ鷺の赤ちゃんです」と連絡
がありました。いやあ人間は誰でも好きなこと
になると皆親切ですね。詳しい解説付きで頭
が下がりました。



石神井川は年々水質が向上し、いろいろな
動物や魚がゆっくりと戻りつつあるのでしょう。
ハッピーであります。
でも生活排水が少なくなったので、清流には
もどったのですが、水量が激減して…川らしく
ない姿にはなっています。


パリにセーヌ川があり、ロンドンにテムズ川があ
るように、田無に水量豊かな石神井川があ
れば、吉祥寺や立川には負けない魅力ある
町になるのに … と言うには無理がありますが。  


  • Posted by まつざきひろし at 17:33Comments(0)管理人の寝言。