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2014年06月25日

西東京市にある3つの白子川水源




練馬区東大泉の区立大泉井頭(いがしら)公園に端を発し、板橋区三園で新河岸川に合流するのが

白子川。

しかし井頭公園から更に上流も存在し、その流路は西東京市では新川と呼ばれ、その水源は3箇所

から成ります。

その内の2つが田無・谷戸地区にあります。

川といっても常時流水があったのではなく、雨季には川、乾季には空堀だったようです。

比較的水の便に恵まれた谷戸地域は田無発祥の地。谷戸とは多摩地区の湧水地につけられた

地名でもあります。

かつて、この地は雨季には川・湿地帯となり、稲荷社や白山社、弁天社、田無山総持寺の前身で

ある西光寺があり集落を形成していました。

江戸城築城のために青梅街道が作られるまでは谷戸が田無の中心であったのです。


市立谷戸小学校がある辺りは今でも若干窪地、雨が降ると池のように水がたまります。




谷戸新道をはさみ 谷戸小学校の反対側には写真のような遺構が見えます。



中は空洞になっていて 以前はくみ上げクランクが付いていたであろう井戸が見えます。

新川の一つの水源から直接汲み上げていたのでしょう。


この水源の直ぐ近くの民家には水の神様をお守りすると思われる屋敷稲荷があります。



この稲荷ですが元来は谷戸小学校校庭の南にある松林跡という言い伝えがあり、

そうだとすると水源の位置も松林の中の可能性があります。

白子川に沿い西へ西へと原野を開拓した一団は朝鮮半島とくに新羅系の人々が中心となっていた

のでしょう。白子も新座、新倉や志木と同様に新羅系を暗示する地名と言われます。


現在はほぼ暗渠になっていますが写真のように東に辿っていくと



宝晃院、如意輪寺を抜け、旧保谷市役所(現在は西東京市役所保谷庁舎)へと続きます。

ところが天神山付近で忽然と姿を消します。謎です。



もう一つの水源は東大農場の東南部にあります。



住宅の脇から突然水路が発生しているように見えますが、

どうやら東大農場の内部にほんらいの水源はあったようです。

農場の塀から内部をのぞいてみると 怪しいマンホールが

農地に突然頭をだしています。









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    Posted by まつざきひろし at 01:24│Comments(2)管理人の寝言。
    この記事へのコメント
    大変興味深く拝見いたしました。新川の水源地を古い地図などで確認作業をしていますが、東大農場南東部のくぼ地、そして谷戸小学校の中にあった小山として詳しく述べている例は少なく、まだ未確定の部分ですが、聞き取りなども含めて確実な情報としてみたいです。
    Posted by Higetti at 2014年12月26日 09:35
    Higettiさん

    新川の水源を特定したいといマニアな方に時々おめにかかりますが

    中々しっかりとした文献に乏しく、私も伝聞やら 推定に頼っている部

    分がかなりあります。ぜひ一度研究会にお出でください。とても面白い

    発見があるかと思います。
    Posted by まつざきひろしまつざきひろし at 2017年08月22日 09:21
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      コメント(2)